スイートプリキュア映画見てきた話(ネタバレしか無い)
主人公メフィストだったね(挨拶)
実はね、スイートプリキュア最初は全然面白くなかったんですよ。
童話的な世界、最初から怖さゼロの悪役、声がキツいピンク髪の小清水亜美、喧嘩ばかりのプリキュア。
ハートキャッチプリキュアから入ったにわかにはハードルが高かった。
でもね、アコちゃんが可愛かった。
アコちゃんは多数いるサブキャラの中でも一番可愛かった。
アコちゃんが画面に映るたびに一喜一喜(ウキウキ)してた。
キュアミューズの正体が最初からアコちゃんだとは思っていなかったけど、
そうだといいな、そうだったらアコちゃん出番増えるな、とずっと考えていた。
夢が叶った。
アコちゃんがキュアミューズだった。
キュアミューズ可愛いの。あざとい。変身決めポーズがぶりっ子スタイルなの。なにあれ犯罪だよ。めっちゃ可愛い。かぼちゃパンツなの。オレンジ色のかぼちゃパンツ。かぼちゃパンツって呼んでいいんだよねあれ。あれ?まぁいいやアコちゃん超可愛いの。
しかもね、プリキュアになった理由が
「お父さんを助けるため」
もうダメ。正体バレ回でもう涙腺壊れてた。
だってメフィストばかじゃん。ばか。
ばかなお父さんが頭おかしくなってお母さんの邪魔をして世界滅ぼそうとしてるのに、それを守ろうとして戦う決意するの。普通に考えたら見限るじゃん。アコちゃん頭いいじゃん。メフィストのやったこと考えたら守る義理全くないじゃん。でもアコちゃんはお父さん大好きだから。アコちゃんはお父さん大好きだから。
逸れたね。盛大に逸れたね。映画の話。こっから映画のネタバレね。
冒頭のシーン。
・早朝、部屋の窓からノックをする音が聞こえ、響だと思う奏。
・カーテンを開けるとスーツを着たメフィストがあらわれた!
・叫ぶ奏
・飛び起きて110する奏の家族
・バットを持って奏の部屋に向かうソウタ
・OP開始
・OPが流れるバックで大量のパトカーに連れられるメフィスト
・交番でアコちゃんと一緒に怒られるメフィスト
…頭がおかしい。
ここまで笑った映画のOPは無いだろう。文面で見ると意味がわからない。あ、褒めてます。
ハートキャッチプリキュア映画の時は映像美とか総合的に見てOP面白いと思ったけど、これは単純に笑いとしてのパワーが違う。面白すぎる。
その後なんやかんやあって要約すると
1.世界中から音楽が消える
2.とりあえずメイジャーランド行く
3.どうやら消したのはアフロディーテらしい
4.アフロディーテがそんなことするわけない派 vs アフロディーテがやったんだもん派(映画キャラ) vs 早くアフロディーテのところ行こうぜ派 で揉める。
5.響奏セイレーン組(映画キャラ追う)とアコメフィスト組(アフロディーテの所に行く)に別れて行動する。
アコメフィスト組のシーンがやばい。
・アフロディーテと久々に再開するアコちゃん
・しかしアフロディーテの様子がおかしい
・アフロディーテの力で檻に閉じ込められ拷問を受けるアコちゃん
・自身も拘束されなにがなんだかわからないメフィスト
もうね、映画ではそんな重く描写されてないけど、メフィストの視点から考えると
・敵に操られてたのを娘に助けられた罪悪感
・久々に再開した嫁が娘を檻に閉じ込める
・死んだ顔で娘を拷問する嫁
・苦しむ娘
・(アフロディーテの力で縛られて)なにもできない自分
もうね、「絶望」としか言いようがない。
でもメフィスト歌うの。歌の力でアコを助けようとするの。
「アコの好きな歌を歌えばアコを助けられる」って。
誰もそんなこと言ってないのに、それを確信して歌い続ける。
けど、メフィストばかだからアコの好きな歌思い出せないの。
それでも歌い続ける。
音楽が封じられてるから、歌おうとしたらダメージ受けるのに。
それでも歌い続ける。
映像ではよくわかんなかったけど体中の細胞が悲鳴を上げ、肋骨は全て粉々になり、肺が潰れ、喉は溢れる血にまみれてる、満身創痍。
それでもメフィストは歌い続ける。
100曲目でついにアコちゃんの好きだった歌を歌い当てる、ひまわり畑の思い出、檻から解き放たれるアコちゃん。
このへんで既に泣きそうだった。
しかし残酷な現実。
おかしくなったように見えたアフロディーテは敵のボス=ハウリングを封印するために自分の体を使っていた。
どんだけメフィスト虐めるのさ。
せっかく娘助けたのに、その矢先に嫁が「私を殺せ」って。
メフィストは動いた。
アフロディーテを抱えて城の最上階から飛び降りた。
そして言い放つ
「今すぐアフロディーテの体から出てこい!
このまま出てこずにアフロディーテと俺と共にお前が死ねばお前の負け!!
出てきたら我が拳でお前を貫くのでお前の負け!!!
さぁ選べハウリング!!!」
ハウリングたまらず現出する。
アフロディーテ怒る。
「私ごと殺してと言っているのに!どうして追い出すんですか!!もう!」
メフィスト呟く。
「私がお前を傷つけるわけ無いだろう?(最強カッコイイ顔)」
「もう…///」
ひょええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!
めっちゃカッコイイ。メフィストまじカッコイイ。泣いた。号泣してた。後ろの幼女が「アフロディテ髪長いね」って言ってた。え。そこ?
その後なんやかんやプリキュアがハウリング倒してめでたしめでたし。
最後涙ぐみながらアコちゃんを地上に見送るメフィストと寄り添うアフロディーテのシーンで、アフロディーテがなんか言ってたけど絶対あれ「二人目は男の子が良いかしら?」って誘ってる。間違いない。間違いない。アコちゃん一晩くらい泊まって帰せばいいのにすぐに帰したからね。あれは今夜メフィストのメフィストがアフロディーテだね。
というわけで映画スイートプリキュアはメフィストが主人公でした。
おわり
(ちょっと脚色入ってるので実際に映画見て確かめてください。早めに見ましょう。)